吉村 芳生

Yoshio Yoshimura

吉村芳生は2007年の山口県美術展での大賞受賞をきっかけに、現代アートの世界で知られる存在となった。今後の活躍が期待された矢先、63歳で急逝。
2018年11月に東京ステーションギャラリーで始まった全国巡回展「吉村芳生 超絶技巧を超えて」は、当初予定の4会場から11会場に追加され、異例のロングランとなり人々に感動を与え続けた。写実、細密画、スーパーリアリズム、超絶技巧、どの言葉も吉村芳生の仕事を表すには十分ではない。
主な代表作である色鉛筆で描いた花シリーズと、新聞と自画像シリーズの他、その前身となったROADシリーズ、SCENEシリーズも興味深い。

1950-2013年 山口県防府市生れ 
山口芸術短期大学卒業
シェル美術賞展佳作賞、山口県展大賞
山口県立美術館、東京都現代美術館 収蔵