展覧会

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【福岡店】某氏コレクション 加山又造の版画芸術 2023年4月29日(土)~5月14日(日)

《 微風 》木版画 370×510mm  ed.111/200

某氏コレクション 加山又造の版画芸術
2023年4月29日(土)~ 5月14日(日)

会期中無休 10:00-18:00(会期中は無休)
会場 みぞえ画廊福岡店

加山又造と言えば、「現代の琳派」と呼ばれたように、伝統的な日本画を現代的な感覚で描いた、華やかで装飾性の高い作品で知られています。また、加山又造はその画業の中で多くの版画作品を遺しています。
それはただの本画の焼き直しではなく、版画を一つの芸術表現として追及したものでした。
本展では、ある収集家のご協力の下、加山又造の版画芸術に焦点を当て、動物や昆虫、風景と言った代表的な作品群約20点をご紹介いたします。ぜひご覧ください。 
みぞえ画廊 阿部和宣

加山又造 (かやままたぞう)
1927-2004年 京都市に生まれる。49年東京美術学校日本画科卒業。山本丘人に師事する。西洋絵画、琳派、水墨画と言った様々な技法を取り入れ革新的な日本画を描き続けた。多摩美術大学教授、東京藝術大学名誉教授。73年日本芸術大賞、80年日本芸術選奨文部大臣賞、97年文化功労者、2003年文化勲章。


《 カラス 》 メゾチント、ビュラン 370×510mm  ed.17/35  1970年作
(掲載日:2023-04-18)
【東京店】みぞえ画廊開廊15周年記念 名品コレクション展 2023年4月29日(土) ∼ 5月21日(日)

 
パブロ・ピカソ《 Fillette aux nattes et au chapeau vert》(おさげ髪と緑の帽子の少女 )
油彩・キャンバス 73×60cm 1956年


みぞえ画廊開廊15周年記念 名品コレクション展
2023年4月29日(土)~ 5月21日(日)

会期中無休 10:00-18:00
会場 みぞえ画廊 東京店

みぞえ画廊が福岡の地に誕生してから早や15年が経ちました。
これもひとえに皆様のご愛顧とご支援の賜物と深く感謝申し上げます。
2012年からはここ田園調布に東京店を構え、積極的に海外のアートフェアにも出展し、優れた日本のアートを紹介する活動を続けて参りました。開廊当初からコンセプトにしてきたのは「時代や流行に左右されず、いつの時代も人に感動を与え続ける上質な作品を提供する」こと。その一心で収集した名画たちを一堂に展示いたします。
私たちは今後も、未来に残る芸術を求め、皆様にお届けできるよう精進して参ります。
皆様のご来廊を心よりお待ち申し上げます。
みぞえ画廊 阿部和宣

出品作家
パブロ· ピカソ/ アンリ· マティス/ マルク· シャガール/ オディロン· ルドン/ アンドレ· ドラン/ モーリス· ユトリロ/ レオナール・フジタ/ ワシリー・カンディンスキー
坂本繁二郎/ 熊谷守一/ 長谷川利行/ 梅原龍三郎/ 中川一政/ 児島善三郎/ 棟方志功/ 上村松園/ 東郷青児/ 三岸節子/香月泰男/ 糸園和三郎/ 福井良之助/ 木村忠太/ 斎藤真一/ 鴨居玲/ 猪熊弦一郎/ 瑛九/ 須田剋太/ 坂本善三/ 宇治山哲平/ 豊福知徳/ 野見山暁治 他


オディロン・ルドン《 花瓶の花 》
油彩・キャンバス 55.5×38.4cm



長谷川利行《 カフェ・パウリスタ 》
油彩・キャンバス 40.9×60.6cm 1928年



鴨井玲《 村の教会 》
油彩・キャンバス F10号
(掲載日:2023-04-16)
【東京店】八頭司昂展 はんすう、その後 2023年4月8日(土)~ 4月23日(日)

 
《 Patrick 》
キャンバス、アクリル絵具
91×91cm 2022年


八頭司昂展 はんすう、その後
2023年4月8日(土)~ 4月23日(日)

会期中無休 10:00-18:00
会場 みぞえ画廊 東京店
[在廊予定日]4/8, 9, 15, 16, 22, 23

本展覧会では、同じモチーフを絵画的に変質しながら繰り返し描く八頭司昂のスタイルが、ある種意図的に用いられています。これは作品の平面性やマンネリズムに対する懐疑と、新たな可能性への期待から生まれたものであり、作品に共通する独特の世界観を生み出しています。また、本展では「AIによって自動生成された人物のように見える画像」や、「なぜ撮ったのか覚えていない数年前の写真」をモチーフとして選んでいます。これまで描いてきた友人や近隣の風景と言った身近なモチーフは、その個人的な関係性の強さが描く上でノイズになると作者は感じてきました。より偶発的で、無関係な題材を選び、作品として完成させる過程で関係と感情をはぐくみ、画家にとって大事なものへと生まれ変わります。
本展では100号以上の大作数点を含む、新作約30点を展示いたします。八頭司昂が描く事と対峙し、再考を重ね生まれた新たな世界を是非ご覧ください。
みぞえ画廊 阿部和宣



やとうじ たかし / 1990年愛知県生まれ。2015年 佐賀大学大学院教育学研究科教科教育専攻美術教育専修 修了。'12年 第62回佐賀県美術展覧会 佐賀県知事賞 受賞。’13年 第22回英展~人物・風俗~ 大賞 受賞、第63回佐賀県美術展覧会 佐賀商工会議所連合会賞 受賞、第1回YWCA(山梨ワイン&アートオークション)入選、第22回MCAGP(三菱商事アート・ゲート・プログラム)入選、2013年度MCAGP奨学生。’19年 大川市立清力美術館にて個展。
(掲載日:2023-03-18)

アートバーゼル香港2023に出展致します!

「誰にも負けない」2008年 油彩 194 x 194 cm
「まぎらわしい場所」2001年 油彩 194 x 194 cm


アートバーゼル 香港 2023
2023年3月21日(火)〜25日(土)


❚ 開催日
プライベート ビュー (招待者のみ)
2023 年 3 月 21 日(火)正午から午後 8 時
2023 年 3 月 22 日(水)正午から午後 5 時
2023 年 3 月 23 日(木)正午から午後 2 時
2023 年 3 月 24 日(金)正午から午後 2 時
2023 年 3 月 25 日(土)午前11時から正午

ヴェルニサージュ (時間指定入場あり)
2023 年 3 月 22 日(水)午後5時から午後9時

一般公開日 (時間指定入場あり)
2023 年 3 月 23 日(木)午後2時から午後8時
2023 年 3 月 24 日(金)午後2時から午後8時
2023 年 3 月 25 日(土)正午から午後 6 時

❚ 会場
香港コンベンション&エキシビションセンター

❚ チケットなどの詳細
https://www.artbasel.com/hong-kong/buy-tickets/

❚ブース:1B27

❚ みぞえ画廊出品作家
野見山暁治


「見たような景色」 2021年 油彩 130.3 x 162.0 cm

Gyoji NOMIYAMA 野見山暁治
野見山暁治は戦後の日本の美術界の発展に大きな役割を果たした画家です。
1920年に福岡で生まれ、昨年2022年12月に102歳を迎えました。日本の洋画界において誰よりも長く活躍してきた画家と言えるでしょう。

戦後、野見山はパリに渡り、抽象美術の影響を強く受けながらも、芸術性が高く、日本人ならではの独自に備わった日本の美の潜在意識を再認識。帰国後も新作の制作に打ち込む傍ら、後進の指導にもあたり、日本の芸術界において、また、彼自身の画家人生において偉大な功績を残しました。



野見山氏はものを対象に据えて描き続けながらも、そこから根源的な形象を取り出し絵画のダイナミズムを生み出しており、これはまさに野見山芸術の真骨頂といえます。
今日も創作意欲がとどまることなく野見山はアトリエで制作活動を続けております。

コレクション
東京国立近代美術館
国立国際美術館(大阪)
福岡県立美術館、他。


102歳の野見山暁治

アーティストプロフィール
1920年 福岡県生まれ。東京と福岡を拠点に活動。1943年 東京藝術大学美術学部油画科卒業。1952年〜64年 フランスに滞在。1958年安井賞受賞。1968-81年東京藝術大学で教鞭をとる。1994年 福岡県文化賞受賞。1996 毎日芸術賞受賞。 2000年 文化功労者受賞。 2014年 文化勲章を受章。
(掲載日:2022-12-28)
【福岡店】望月菊磨展 2023年 3月 25日(土)~4月 9日(日)

《 考跡・未来 》素材:真鍮・ステンレススティール 2023年  高さ133 cm  直径103 cm × 2

望月菊磨展
2023年 3月 25日(土)~4月 9日(日)

会期中無休 10:00-18:00
会場 みぞえ画廊福岡店
[在廊予定日]3/25, 26, 4/1, 2, 7, 8, 9 各日午後

全国100か所以上のパブリック作品を手掛け、皆様も一度はその作品を目にされたことがあるのではないでしょうか。そのキャリアのスタートとなり、彫刻の道を歩むきっかけとなったのが、1971年東京藝術大学大学院修了作品でサロン・ド・プランタン賞を受賞した《META SHOCK》です。金属を叩き割る、ねじ切る、引きちぎるといった破壊行為から生み出され、その後1980年代まで数々制作した「破壊シリーズ」、その集大成ともいえる《BRASS RIPPING》を本展では新たな視点で再考します。また、現在はより自由気ままに制作を続けている「思うままに」シリーズの最新作とともに、過去の作品群を封じ込め形にし、未来への予兆をも感じさせる大作《考跡・未来》も発表します。個展の度に期待をはるかに上回るスケールの展示で私たちに驚きを与えてくれる望月菊磨氏の過去、現在、そして未来をお楽しみください。
みぞえ画廊 阿部和宣

※本展に寄せられた詩と俳句も展示いたします。(詩:橋本明 / 俳句:青木草平)

望月菊磨 (もちづき きくま)
1945年 福岡県生まれ
1971年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了
1975年「第11回現代日本美術展」佳作賞
1982年「第14回日本国際美術展」佳作賞
2002年「東日本彫刻展」優秀賞
2007年「第22回現代日本彫刻展」山口県立美術館賞
《主な収蔵先》
クイーンズランド・アートギャラリー(オーストラリア)
いわき市立美術館、博多の森陸上競技場など、全国に約130か所以上


《 創跡 》素材:真鍮 天地 80×幅 58×奥行き 28 cm


《 BRASS RIPPING 》素材:真鍮 1982年
(掲載日:2023-02-18)
アートフェア東京 2023に出展いたします。


アートフェア東京2023
会期:3月9日(木)(招待日) − 12日(日)


▍招待日
3月 9日(木) 11:00 - 19:00

▍パブリックビュー
3月10日(金) 11:00 - 19:00
3月11日(土) 11:00 - 19:00
3月12日(日) 11:00 - 16:00  ※開催時間全て予定

▍会場
東京国際フォーラム ホールE/ロビーギャラリー
(東京都千代田区丸の内3-5-1)

▍チケット
前売券 4,000円/予約当日券 5,000円(税込)
チケット予約はこちら

▍みぞえ画廊ブース
N066

▍出品予定作家
弓手研平/小松孝英/柴田七美/八頭司昂

|特別展示|パブロ・ピカソ

ゆんでけんぺい/1970年大阪府生れ。1996年大阪芸術大学美術専攻科修了。1997年昭和会展日動美術財団賞。一水会展佳作賞3回、新人賞(’95)、文部科学大臣賞(’13)。2009年損保ジャパン美術賞。
現在、一水会常任委員、研水会委員、日本美術家連盟会員など。

《 幸せな朝の林檎の木と生き物たち 》 油彩 F30号 2023年

こまつ たかひで/1979年宮崎県生まれ。同在住。無所属。九州デザイナー学院アーティスト学科卒業。国連生物多様性条約記念ミュージアムに収蔵。2016年LEXUS NEW TAKUMI PROJECT にて宮崎の匠として選出。オートモビルカウンシル2018(東京)にてアートヴィンテージカーを発表。国内外のアートフェアに多数出品、および個展開催多数。「九州から世界へ」を実践し生物多様性をテーマに描く。

《 流水吸水図 》 キャンバスに箔・アクリル M50号 2023年

しばた なみ / 1985年生まれ、福岡県出身。福岡県立太宰府高等学校卒業。尾道大学大学院美術研究科中退。TOKYO WONDER WALL 2009入選(同2010)。2010年トーキョーワンダーサイトエマージング「ROOFS」。シェル美術賞2013入選。東京・福岡・広島・香川等で個展・グループ展。2014年、2015年アートフェア東京出品。

《 人物 》 油彩 F6号 2023年

やとうじ たかし / 1990年愛知県生まれ。2015年 佐賀大学大学院教育学研究科教科教育専攻美術教育専修 修了。'12年 第62回佐賀県美術展覧会 佐賀県知事賞 受賞。’13年 第22回英展~人物・風俗~ 大賞 受賞、第63回佐賀県美術展覧会 佐賀商工会議所連合会賞 受賞、第1回YWCA(山梨ワイン&アートオークション)入選、第22回MCAGP(三菱商事アート・ゲート・プログラム)入選、2013年度MCAGP奨学生。’19年 大川市立清力美術館にて個展。

《 Philippe 》パネル、綿布、白亜地 油絵具 F8号 2023年
(掲載日:2023-01-22)

【東京店】上川伸展「MOSS GARDEN」壁にある庭 2023年2月4日(土)~19日(日)
上川伸展「MOSS GARDEN」壁にある庭
2023年2月4日(土)~19日(日)

会期中無休 10:00-18:00
会場 みぞえ画廊東京店

作家在廊予定日 2月4,5,6日


《MOSS GARDEN : さわ》2022年 木質パネル、和紙、アクリル、箔 SM変形

様々な形状をした深い緑色の支持体が組み合わさり、その隙間に金箔の地が覗いている。上川はあるロックミュージシャンの楽曲「MOSS GARDEN」にインスパイアされ京都の禅寺を巡った際、東福寺本坊庭園の北庭「小市松の庭園」を見て強い感銘を受ける。作庭家重森三玲は苔と切石を用い絵画的表現を庭園で試み、上川は壁にある庭としてその空気感を平面作品の上で表現した。その技法を赤や黄、青と言った異なる色に展開させ、多様な自然美の造形を試みる。筑豊をテーマにした土色の「THE WALLシリーズ」を長く描いてきた上川は、このMOSS GARDENでは日本の風土や文化、美意識を描き、平面作品の可能性を追求する。
上川伸の新たな世界をお楽しみください。
みぞえ画廊 阿部和宣

かみかわ しん
1958年福岡県直方市生れ。’83年武蔵野美術大学油絵学科卒業。’84年九州青年美術展大賞。’95年谷尾美術館大賞展大賞。’96年青木繁記念大賞展優秀賞。’97年安井賞展佳作賞。2011年北九州市立美術館で個展。2020年直方谷尾美術館で個展。

 
《綾》2022年 木質パネル、和紙、アクリル、箔 / 《leaves》2022年 木質パネル、和紙、アクリル、箔 SM変形
(掲載日:2023-01-14)

【福岡店】片山雅史展 いのちのかたち 2023年2月11日(土)~2月26日(日)

片山雅史展 いのちのかたち
2023年2月11日(土)~2月26日(日)

会期中無休 10:00-18:00
会場 みぞえ画廊福岡店


《群蝶図 / 光の庭に – メメント・モリ》2022年 アクリル・顔料・キャンバス 105 × 300cm

片山雅史はこれまで、そのキャリアの中で常に新しい表現を求め、作品も変遷を遂げてきました。「植物態」「風」「皮膜」「HANA」「螺旋」「メメントモリ」一貫してあるのは目に見えない絶対的な何かに繋がる感覚、五感を超えた第六感までもが刺激される様な感覚です。23年前に拠点を福岡に移し、それまでのモノクロ主体の作品から黄色を主として描き始めた皮膜シリーズ、黄色は生命に降り注ぐ光であり花粉の色でもあります。そこに描かれる向日葵の花芯部の螺旋模様は、自然界のすべての生命の営みをたたえるかのようです。HANAシリーズで描かれている繊細かつ優美なフォルムは、いのちの輝きであると同時に儚さをも宿しています。そして、生と死をみつめる無数の蝶が舞うメメントモリ。
本展では、画家片山雅史が自らの画業を繋ぎ、新たに描かれた作品群をご覧いただきます。
みぞえ画廊 阿部和宣






かたやま まさひと
1984年 京都市立芸術大学 大学院修了
1988年 A.C.C(アジアン・カルチュラル・カウンシル)の招聘により渡米(~’89)
1995年 文化庁派遣芸術家在外研修員として渡英(~’96)
2004年 「第5回21世紀の作家-福岡 片山雅史展 皮膜2004-知覚の森へ」(福岡市美術館)開催
2007年 第3回成都ビエンナーレ出品
2021年 九州大学大学院 芸術工学研究院准教授 退任。

│収蔵│
原美術館ARC、福岡市美術館、インディアナポリス美術館、他
(掲載日:2023-01-22)

LA ART SHOW 2023 2023年2月15日(水)~19日(日)


LA ART SHOW 2023
2023年2月15日(水)~19日(日)


▍VIPプレミアオープニングナイト
2023年2月15日(水) 18:00-22:00


▍一般公開
2月16日(木) 12:00-20:00
2月17日(金) 12:00-20:00
2月18日(土) 10:00-20:00 VIP入場
      12:00-20:00 一般入場
2月19日(日) 10:00-18:00 VIP入場
      12:00-18:00 一般入場

▍会場
ロサンゼルス・コンベンションセンター
(1201 S Figueroa St, Los Angeles, CA 90015)

みぞえ画廊 ブース 1119/1218


▍みぞえ画廊出品作家
野見山暁治

《どこに居る》油絵 F50号 2019年


《遠い日》油絵 F8号 2020年
《生まれながらに》油絵 F8号 2008年

奥山民枝

《RED SPAVE TIME》油絵 F50号 2020年


《光洞》油絵 F20号 2020年
《静寂の大きさ》油絵 P20号 2022年


▍チケットなどの詳細
https://www.laartshow.com/
(掲載日:2023-01-14)
【東京店】望月菊磨展 2023年 1月 14日(土) ~ 29日(日)

《創跡》素材:真鍮 天地 80×幅 58×奥行き 28 cm

望月菊磨展
2023年 1月 14日(土) ~ 29日(日)

会期中無休 10:00-18:00
会場 みぞえ画廊東京店

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
望月菊磨氏は半世紀以上に渡り、金属彫刻家として第一線で活躍されてきました。全国100か所以上のパブリック作品を手掛け、皆様も一度はその作品を目にされたことがあるのではないでしょうか。そのキャリアのスタートとなり、彫刻の道を歩むきっかけとなったのが、1971年東京藝術大学大学院修了作品でサロン・ド・プランタン賞を受賞した《META SHOCK》です。金属を叩き割る、ねじ切る、引きちぎるといった破壊行為から生み出され、その後1980年代まで数々制作した「破壊シリーズ」、その集大成ともいえる《BRASS RIPPING》を本展では新たな視点で再考します。また、現在はより自由気ままに制作を続けている「思うままに」シリーズの最新作とともに、過去の作品群を封じ込め形にし、未来への予兆をも感じさせる大作《過去・未来》も発表します。
個展の度に期待をはるかに上回るスケールの展示で私たちに驚きを与えてくれる望月菊磨氏の過去、現在、そして未来をお楽しみください。
みぞえ画廊 阿部和宣

望月菊磨 (もちづき きくま)
《略歴》1945年福岡県生まれ/'71東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了/'75「第11回現代日本美術展」佳作賞/'82「第14回日本国際美術展」佳作賞/2002「東日本彫刻展」優秀賞/'07「第22回現代日本彫刻展」山口県立美術館賞
《主な収蔵先》クイーンズランド・アートギャラリー(オーストラリア)、いわき市立美術館、博多の森陸上競技場など、全国に約130か所以上


『 BRASS RIPPING 』素材:真鍮 1982年
(掲載日:2022-12-10)

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