【福岡店】―陽はまた昇る― 小林敬生展 ― 1978〜2018 ― 2019年11月2日(土)―17日(日)

2019/11/02 2019/11/17

みぞえ画廊福岡店

蘇生の刻-群舞 94・10A-
制作年:1994
サイズ:89.0×56.0cm
e.d.30
レゾネno:202-2

―陽はまた昇る― 小林敬生展 ― 1978〜2018 ―

2019年11月2日(土)―17日(日)
会期中無休 10:00-18:00
▶ 在廊予定 11月2日、3日、4日15時ごろまで

〈オープニングレセプション〉 11月2日(土)17:00~

小林敬生先生の作品を初めて見た方は、それが木版画で制作されていると聞いて、驚愕するだろう。その微細を極める描写は、私たちの知る木版画の概念を覆す。
〈木口木版〉 材質の堅い木を輪切り(木口)にし銅版画に使うビュランやノミで彫る、より精緻で繊細な表現を可能にした18世紀末に生まれた技法。説明を聞いてなるほど、とは思うものの目の前の作品から得られる驚きは褪せることなく、生き物や植物、建物が描かれた世紀末的な様で楽園の様でもある世界の隅々まで食い入るように見入ってしまう。そして特筆すべきは作品の大きさである。小画面の作品に限られると言う木口木版の常識を覆し、18世紀から続くその技術の大型化に試行錯誤を重ね成功し、その大きさは最大3Mにも及ぶ。
本展は、その画業を振り返っての自選展となり、大作も含めた大変見応えのある展示構成となります。この福岡で小林敬生作品の全貌を見せる展覧会を開ける事を大変喜ばしく思います。どうぞご期待ください。
みぞえ画廊 阿部和宣

こばやしけいせい / 1944年島根県生れ、東京都在住。多摩美術大学名誉教授。優秀美術作品として文化庁買上げ(蘇生の刻-S62・8-)。北京国際版画ビエンナーレ銅賞。山口源大賞。レオナルド・シャーシャ記念版画賞。紫綬褒章。
東京国立近代美術館他、リュブリアナ国際版画センター 他、収蔵多数。
開催場所
みぞえ画廊福岡店
〒810-0065 福岡市中央区地行浜1-2-5
開催期間
2019/11/02-2019/11/17
時間
10:00~18:00
休廊日
木曜日(会期中無休)