弓手研平展「還るべき幸せ」

2025/04/05 2025/04/20

みぞえ画廊福岡店

《 幸せな朝の林檎の森と池に集う 》  油彩  F120号  2024

作家在廊日 5、6、12、13

アーティストトーク 弓手研平の思考
4月6日(日) 14:00〜

ドキュメンタリー番組『神々の談(かむながらのかたらひ)』(塩崎祥平監督作品)の弓手出演シーンを中心に、自身の作品の変遷を憲法シリーズも含めて振り返りつつ、縄文人に想う作家の創作の根っ子を語ります。

弓手式ニュー印象派 ライブドローイング
4月13日(日) 14:00〜16:00

会期中に熊本・阿蘇をスケッチ取材してきたイメージを元に会場でライブドローイングを描き上げます。取材作品も展示ご紹介します。


~すべての足元には土がある、だから私は土から描く。~

弓手研平氏は「あらゆるものは、すべて土の上に在る」という哲学を持ち、必ずキャンバス全体に土を描くことから制作を始めます。それは油絵具を塗り、削りを繰り返し、約90層以上の色の層となる独特の技法です。
描くうちに、林檎や、富士山、ときにはおにぎりなど、土に由来するあらゆる存在が絵の中に現れ、鑑賞者に“本質的な幸せとは何か”を問いかけます。
一方で、弓手は1万年以上も争うことなく自然と共生した縄文人への興味を深めています。土偶を描いた作品からは、太古の人々の心と現代をつなぐ静かな対話が感じられるはずです。
本展で、心の奥に眠る「還るべき幸せ」を感じていただければ幸いです。
みぞえ画廊 阿部和宣

ゆんで・けんぺい  
1970年大阪府生れ。
1996年大阪芸術大学美術専攻科修了。
1997年昭和会展日動美術財団賞。
一水会展佳作賞3回、新人賞(’95)、文部科学大臣賞(’13)。
2009年損保ジャパン美術賞。
現在 一水会常任委員、研水会委員、
日本美術家連盟会員など。
開催場所
みぞえ画廊福岡店
〒810-0065 福岡市中央区地行浜1-2-5
開催期間
2025/04/05-2025/04/20
時間
10:00~18:00
休廊日
木曜日(会期中無休)