作品コード : 9344

長谷川利行

「冬の池畔」


ボード、油彩 12.5×17.1cm東京美術倶楽部鑑定書付

長谷川 利行 (はせかわ としゆき)
荒々しく力強いタッチで描く街並みや人物画が特徴。絵は独学。風来人で自身の「アトリエ」を一切持たず、思い立ったらその場で絵を描きとても速筆だった。生活は荒れ果て、酒の飲み過ぎで胃潰瘍が徐々に悪化。身体が弱り三河島の路上で倒れ、49歳で没。

1891年 京都山科生まれ。
1923年 新光洋画展に入選。
1926年 二科展に初入選。
1929年 日暮里を離れ、浅草近くに住む。
1932年 天城俊彦(本名 高崎正男)を知る。(天城は1936年新宿に天城画廊を開き、2年間で10回以上の個展を開催した。)
1936年 この年から翌年にかけて、ガラス絵の創作に没頭。
1937年 新宿旭町に移る。一水会展に出品。天城画廊で個展を開催。
1938年 浅草に移る。
1939年 健康状態が目に見えて悪化、ひどい胃痛に悩まされる。手ほどきをうけて水墨画を制作する。
1940年 三河島の路上で倒れ、東京市養育院に収容される。10月12日没。享年49。

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