作品コード : 9648

鴨居玲

「市場のおやじ」


油彩
F10号
45.5 x 53 cm
1970年作


『鴨居玲画集』(2000年/日動画廊)NO.110 「いのち・生きる・愛 鴨居玲展」1991年(大阪市立美術/毎日新聞社)出品 右下にサイン 裏に署名・タイトル

 30代までは模索の時代が続いたが、南米を放浪をし、パリのグランド・ショミエールにアトリエを持った。旅先で暮らす人々や画家の友人たちとの触れ合いは、作品にも大きな影響を与え、ヨーロッパでは市民の、とりわけ老婆を好んで描いた。
 1966年~1970年は日本に帰国しており、海外に滞在中の取材をもとに発表した作品と思われる。新人画家の登竜門とも言われる安井賞を受賞したのもこの頃である。さらに1971年にはスペインのラ・マンチャ地方バルデペーニャスにアトリエを構え、ここでの生活から数々の代表作が生まれた。

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鴨居 玲 (かもい れい)
生と死、老い、孤独、愛といった人間の普遍的テーマを画題として描き続けた。最後は自殺未遂を繰り返した末に心臓病と排ガスにより57歳で没。

1946年 金沢市立金沢美術工芸専門学校(現在の金沢美術工芸大学)に入学。宮本三郎に師事する。
1950年 二紀会同人に推挙される。
1952年 芦屋・田中千代服装学園の講師となる。
1959年 渡仏(1958年という説もある)。
1961年 帰国。二紀会を退会する。
1964年 創作に行き詰まり、南米、パリ、ローマを渡り歩く。
1965年 帰国。
1967年 二紀会同人に推挙される。
1968年 初の個展。この時、下着デザイナーの姉・鴨居羊子を通じて知り合った小説家・司馬遼太郎と親交をもつ。
1969年 昭和会賞と安井賞を受賞。
1971年 スペイン・ラ・マンチャのバルデペーニャス村にアトリエを構え、制作に没頭(~74年)。
1984年 金沢美術工芸大学の非常勤講師として講義。
1985年 神戸市の自宅で排ガス自殺により没。享年57。

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