城ヶ﨑 悟

Satoru Jogasaki

城ヶ﨑悟氏の作品は、納得のいく色を作り出すために絵具の調合に多くの時間を費やします。その繊細な色彩表現が作品全体に温かみを与え、鑑賞者に想像力や癒しをもたらします。薄紫色の空に建物のシルエット浮かび上がる様は、静かな朝焼けや夕暮れの情景を思わせます。
しかし、目で見たものをそのまま描いていないことは明らかです。
窓は、人々の生活や人生を物語る象徴的な存在として。月や鳥は、それらが本能的に人間の感覚を引き出す力を持つ存在として、頻繁に作品に登場します。それらは個別の具体性ではなく、それらが持つ共通のフォルムを描き出すことで、「らしさ」、すなわち、物の本質や人間の普遍的な感覚に訴えかける表現へと昇華させています。

城ヶ﨑悟氏は、他者の影響を完全に避けることは不可能だとしながらも、自然体で描くことが普遍的な感覚に触れる作品を生み出す秘訣だと語ります。

BIOGRAPHY

略歴

1950年鹿児島県生れ。同在住
多摩美術大学油絵科油絵専攻卒業
「風の芸術展」まくらざきで大賞受賞
安井賞展入選

個展

鹿児島、東京、京都、福岡などで開催

パブリックコレクション

鹿児島県庁、鹿児島市立美術館、上野の森美術館、 南溟館(鹿児島・枕崎)、長島美術館、三宅美術館など

その他

1950年 鹿児島県肝属郡(旧高山町)に生れる
1973年 多摩美術大学絵画科油絵専攻卒業
1979年 第34回南日本美術展。第5回海老原賞を受賞
1980年 鹿児島県海外派遣美術留学生として仏留学(’81年帰国)
1989年 第1回「風の芸術展」ビエンナーレまくらざき・佳作賞(’95)を受賞
1991年 第9回上野の森美術館油絵大賞展・特別優秀賞を受賞
1994年 明日への16人展(上野の森美術館)
風まくらざき現代美術選抜展(’96年)
1996年 第39回安井賞展
田川市美術館大賞選定「英展」
大邸亜細亜国際美術展(韓国)
1997年 第5回「風の芸術展」ビエンナーレまくらざき・大賞を受賞
鹿児島県芸術文化奨励賞を受賞
1999年 現代日本絵画の展望展(東京ステーションギャラリー)
2000年 第29回現代日本美術展・賞候補
2001年 城ヶ﨑悟展「種をまく人」(南溟館)開催
2005年 作家の視展(上野の森美術館大賞展入賞者展・’06、’07出品)
2007年 風の芸術展受賞作家作品展
2009年 城ヶ﨑悟 展「風の器」(三宅美術館)開催
2011年 みぞえ画廊福岡店にて個展開催(同’14、’16、’21年)
2012年 みぞえ画廊田園調布店にて個展開催(同’14、’16、’22年)
2021年 「つくられしものたち」 城ヶ﨑悟展(福岡アジア美術館)
2024年 みぞえ画廊田園調布店にて個展開催 日程 2024年9月28日~10月14日